ホロライブ所属の人気VTuber・大神ミオさん。
ホロライブメンバーから「お母さん」と呼ばれているように、優しく面倒見のよい性格で、多くのファンに愛されています。
ところが、配信やSNS投稿などで炎上するエピソードがありました。
この記事では、炎上の理由と大神ミオさんの対応について詳しく解説します。
大神ミオが炎上したエピソードまとめ

大神ミオさんをめぐる炎上は、次の3つのエピソードがあります。
- 配信サムネのファンアート騒動
- トロッコ問題配信の発言
- カバー配信許諾問題で活動休止
それでは順番に見ていきましょう。
大神ミオの配信サムネのファンアート騒動
サムネイル差し替えとAI判定の難しさ
2025年2月16日、ホロライブの大神ミオさんは、配信で使用したサムネイル画像が「AIイラストだと判明した」として、すぐに差し替えました。
🙏お願い&お知らせ①🙏
— 大神ミオ🌲ホロライブゲーマーズ🐺 (@ookamimio) February 16, 2025
先ほどのマイクラ枠で使用させていただいたイラストが、AIイラストだという事が判明しました。
現在サムネイルにAIイラストを使用しないという方針があるためサムネの差し替えと、イラストを使用した画像を使ったポストを削除します。
リプライをくれたのに、ごめんね🙏💦
この対応は単に、ホロライブの「サムネイルにAIイラストを使わない」というルールに沿ったものです。
ただ、この件で注目されたのは「どうしてAI作品と判断されたか」という点でした。
問題のイラストはpixivに投稿されていたのですが、ここでは誰でもタグを付けたり消したりできる仕組みになっています。
そのため第三者が「AI生成」というタグを付けたことが、「AI作品」と判断される理由になったようです。
絵師とデザイナーの反応で議論が広がる
これについて、大神ミオさんのキャラクターデザイナーである泉彩さんは「AIイラストにファンアートタグをつけるのはやめようね。本人は騙せても私は気づいているからね」とX(旧twitter)に投稿し、騒動が拡大しました。
これを受けてイラストを描いた絵師の紅ちゃんさんは、Twitchでライブペイント配信を行い、手描きで絵を描けることを実際に見せて反論。
【炎上】ホロライブ大神ミオさんが配信サムネに使用したファンアート、AIイラストだったと削除 → 実は手描き作品だと判明…反AIが勝手にAIタグを付けてしまう https://t.co/bTPApThou2
— まっつん@バリュー投資 (@inves_engineer) February 18, 2025
絵やタグの扱いで、思った以上の騒動になるのですね。
早計な対応だったと再度謝罪
大神ミオさんは改めて「100%AIイラストだと確定する情報はない状態で早計に対応を進めてしまいました」と謝罪。
「多くの方に混乱や不快な思い、お騒がせする形となり申し訳ありませんでした」と投稿しました。
この騒動は、AI生成イラストの判別の難しさと、確証がないまま公に断定することのリスクを示す事例となりました。
証拠が無いうちは、手描きともAIイラストとも決めつけることはできない。まず証拠を提示するのは『AIイラストだ』と疑った側。
— 人定 (@ninJo44325) February 17, 2025
それと変わって関係のない話だが、カルトめいた雰囲気を醸し出している本ツイートの連中に乗せられない様にした方が身のためかと。 https://t.co/bBCvHXKOBR pic.twitter.com/6avRi4nTTQ
大神ミオさん自身も「自分には判断が難しい」とAI判別の困難さを率直に認めています。
本人はルール通りに対応したと思っていても、SNSや投稿サイトの仕組みのせいで、大騒ぎになることがあるんですね。
「トロッコ問題」配信の発言
究極の二択ゲームでの発言が注目される
2024年2月、大神ミオさんは「【トロッコ問題】一般的に考えて選びます」というゲームを配信しました。
このゲームは「トロッコ問題」という有名な思考実験をもとに、究極の二択のうち、どちらか一方を選ぶというルールで進めていきます。
配信中、大神ミオさんは「家族に見捨てられた老人5人」と「親に捨てられた赤子1人」の選択肢に対して「老人は生産性がないから」とコメント。
また「孤独な自殺志願者3人」と「悲しむ家族のいる自殺志願者1人」では「自殺志願者だからトロッコに轢かれて嬉しいまである」などと発言しました。
切り取られた発言と実際のファン反応
大神ミオさんのこの発言の一部が切り取られてSNSで拡散され、一部から批判を受ける形になりました。
しかし、これはあくまでゲーム内での発言であり、ブラックジョークの要素を含むゲームの性質を理解していれば、過度な批判はおかしいという意見も多く見られました。
実際、リスナーやファンからは「選んだ選択と理由がとてもミオしゃらしいなと思いました」「ミオしゃのことがより知れるいい配信だった!」といった好意的なコメントも目立ちます。
トロッコ問題でミオちゃんの考えが聞けて楽しかった! リアリストなミオちゃんの選択と解説大好き
(引用:Youtube)
のゲーム初見でめっちゃ楽しかった! ミオしゃの回答と考え方が解釈一致でやっぱミオしゃだなぁ〜って思ったw ミオしゃのことがより知れるいい配信だった!
(引用:Youtube)
この件は「炎上」というよりも、ゲームの性質を理解せずに発言の一部だけが切り取られて広まった事例といえるでしょう。
大神ミオさん自身は、この件について謝罪や訂正は行わず、通常どおり配信活動を続けています。
カバー配信許諾問題で活動休止した大神ミオ
ゴーストトリック配信が著作権侵害に
2020年7月、収益化が禁止されているカプコンのゲーム「ゴーストトリック」を配信したアーカイブが半年以上残っていたことが問題になり、著作権侵害で動画が削除されました。
運営のカバー株式会社は管理体制に不備があったと認め、ホロライブ所属タレントの約1万2000本の動画を一時的に非公開にする大きな措置を取りました。
発端となった大神ミオさんも、責任を取る形で活動休止を余儀なくされました。

(出典:カバー株式会社公式HP)
約1ヶ月の活動休止と復帰
大神ミオさん本人は8月5日に、「1ヶ月ほどライブ配信をお休みして、著作権について学んだり、動画の確認を進めたりします」と発表しました。
その後、カバー社とカプコンの間で話し合いが進み、「関係各所との協議・対応が完了した」と発表され、大神ミオさんは配信を再開しました。
再開にあたり、大神ミオさんは配信休止の理由をしっかり説明しています。
さらに2021年2月には大神ミオさんとカプコンの「カプとれ(カプコンネットキャッチャー カプとれ)」とのコラボが実現し、完全に和解が成立しました。

この件は、ホロライブが企業として成長していくうえで避けられない通過点でした。
その後のホロライブの安定した活動の基盤になったといえますね。
まとめ
今回の内容をまとめると次のようになります。
- 配信サムネのファンアート騒動
- トロッコ問題配信の発言
- カバー配信許諾問題で活動休止
いずれの件でも、大神ミオさんは誠実に対応し、必要な場面では謝罪や説明を行ってきました。
ファンからの支持が厚いのは、こうした真摯な姿勢と持ち前の明るさやユーモアを失わない配信スタイルに好感を持たれているからでしょう。
現在もホロライブの中心メンバーとして精力的に活動を続けている大神ミオさんをこれからも応援していきたいですね。